Windows 10 ioT Core 入門 1.Hello Blinky(SDKの処理、実行まで)






前回に引き続き、
Windows 10 ioT Coreをやっていく。
下のページのLoad the project in Visual Studioの欄の
「You can find the source code for this sample by downloading a zip of all of our samples here and navigating to the samples-develop\HelloBlinky」
のhereをクリックしてsampleコードをダウンロードします。
(このサンプルコードが曲者で、デフォルトでインストールしたVisual Studio2017でビルドしようとするとエラーになります。それについては後述。
ただし、このサンプルコードにはAzure,Audio、Xboxとの連携
等いろいろなサンプルが入っているので、よく確認すること。)




マイクロソフトからダウンロードしたファイルを
適当な位置に展開します。

HelloBlinky配下にCPPの例と、
CSの例がありますが、今回は
CPPのソリューションの方を開きます。

初期状態だとビルド先のコンピュータ名が指定されていないので、
コンピュータ名をRaspiberry piのものにします。



コンピュータ名には、ホスト名でなく、IPアドレスを直接指定してもいいです。
(ラズパイ側のホーム画面のデバイス情報に書かれているため、確認は容易)


2018年2月現在、マイクロソフトで配布されているプロジェクトの
SDKが古いため、プロジェクトのビルドに失敗します。


エラーでは、「ソリューションの再ターゲット」を行ってください
と出ていますが、「ソリューション」でなく、プロジェクトのプロパティから、「プロジェクトの再ターゲット」を行います。


下のような画面が表示されます。


「WindowsSDKの最小バージョン」を今回配布されている
SDKのバージョンにします。 (エラーの欄に書かれているSDKのバージョンです。)


これで変更しても
下のようなエラーが発生してビルドに失敗する場合は
「エラー MSB3774 SDK "WindowsIoT, Version=10.0.15063.0" が見つかりませんでした。」
そもそも、このバージョンのWindowsのSDK自体がインストールされていないので、
SDKをインストールします。

Visual Studioを閉じて、
Visual Studio Installerをダウンロードします。
Visual Studio Installerを開くと下のような画面が開くはずなので、



Visual Studio (エディション名)

の変更を選択します。


上の欄から「個別のコンポーネント」を選択します。

UWP用Windows10 SDK(10.0.15063.0)C#, VB,JS

UWP用Windows10 SDK(10.0.15063.0)C++
にチェックを入れます
(今回は、C++だけ使いますが、C++にチェックを入れたら、
C#側にもチェックは入りますし、C#は今後間違いなく使うので)

チェックを入れたら、右下の変更をクリックします。
何分かインストールにかかります。

インストールが終わったら、Visual Studio
を開いて同じプロジェクトを
Ctrl+Bでビルドしてみます今回は、
成功するはずです。

次に
マイクロソフト公式サイトに描かれている
Hello Blinky のページにある
回路を作ってください。

VisualStudioから
デバックを実行すると
公式サイト通りに
電流が流れるはずです。

また、上のやり方の他に、
Visual Studio側でビルドだけして、iot core のワークスペース
からアプリケーションをインストールする方法もあります。
(ただし、この場合は、マイクロソフトの開発用のアカウント
が必要になります。開発用のアカウントは、個人用が19ドル、企業用が
99ドルで、一度登録したらずっと使えます。この際登録しておくのも手です。
開発者アカウント作るには、マイクロソフトの個人用アカウントも必要になります。
後で個人用のアカウントか、会社用のアカウントかを
変更することができないので、
気になるなら、下のリンクに説明があるので参考にしてください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/uwp/publish/account-types-locations-and-fees

開発アカウント作成にはクレジットカード必須です。

実際のやり方は筆者のクレジットカードの申請が
降り次第やるつもりです。

今回のソースコードがなぜ実行されるかについては

次回見ていきます。

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