Creators Fall Updateについて
最近
ようやくWindowsでBashが使えるようになったので、
いくつか気になった点、良かった点を説明する。
2017年12月現在について
良かった点
ようやくWindowsでBashが使えるようになったので、
いくつか気になった点、良かった点を説明する。
2017年12月現在について
良かった点
- Windowsでddコマンドが使えるようになった。
- Windowsでbashのmkpasswdが使えるようになったため、暗号に使えるパスワードを作成できるようになった。(ネットによくある、0-9,a-z,A-Zまでの文字をランダムでとってパスワードを作成する自作関数はセキュリティ的に危険なので使わないこと。)
- Powershellからbashを呼び、さらにBash側で標準出力に書き込むことができる。これができるおかげで、bash側のコマンドの実行結果をPowershellに簡単に送ることができる。
悪い点
- dmesgコマンドが実行できない。/var/log/messageがなく、bash側からパソコン本体に刺さっているUSBにアクセスする方法がない。また、fdisk -lコマンドもcannot open /proc/partitions: No such file or directoryというエラーが出る。(which でさがすとdmesg、fidisk自体は存在することがわかる。)
- Ubuntu等Linuxとコマンドのオプションが違い、また、オプションの数が少ない。例えば、mkpasswd -saltでsaltを指定できるはずだが、Windows版にはそれがない。
- bash、Powershell、cmdなどWindowsのアプリケーションと改行コード、エンコードが違うため、文字化け、改行コードのせいで、シェルスクリプトが思ったように動かない。ということにこれまで以上に直面しそう。(実際データ作りのため、bash、csv、Powershell、Visual Studiocode、Excelと触っていったら、気が付いたら、文字化けしてた。)
- aptのパッケージの数が少ない。
Windowsでddコマンドが使えるようになったから、rufusをわざわざインストールしなくてよくなると思っていたのに、残念。
まだまだ、Windowsにbashが来たから、mac、Ubuntuでやる仕事が減るということは
当分なさそう。
ただ、bashのコマンド、シェルスクリプトの確認には使えるようになったので、プログラミング入門者にとってシェルへの敷居は下がったかもしれない。
コメント
コメントを投稿